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映画『マーベルズ』(ネタバレあり)

マーベルズ(The Marvels)|映画|マーベル公式

見ましたよ! もうね、最高でした! もともと『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』のときに気になってMCUを一気見し、その過程で『キャプテン・マーベル』でキャプテン・マーベルにとてつもなくときめいてコミックまで読むようになり、そのなかでミズ・マーベルを知って…、みたいな流れでマーベル世界に入っていったので、キャプテン・マーベル、モニカ・ランボー、ミズ・マーベルの三人が主人公の本作は、発表されたころからずっと楽しみだったんですよね。

で、期待以上に楽しい映画でした。キャプテン・マーベルとミズ・マーベルが合流するとなると、もう誰もが憧れのキャロルさんに会ったカマラちゃんのはしゃぎっぷりを楽しみにするじゃないですか。それがもう、本当に「見たかったものを見た!」という感じでした。いきなりテンションの高い早口で「『ミズ・マーベル』を名乗ってるんですが、コピーライトとか大丈夫ですか?」みたいなことを言い出すあたりからすでに最高です。

人々が歌って踊るミュージカル調の星で険しい顔を崩さないキャロルさんと、周りに合わせてちょっと踊りかけつつそんなに乗れないモニカさんの横でひとり楽しそうに踊りまくるカマラちゃんのシーンもいいですね。幸せになります。そしてキャロルさんが歌って踊り出したときのカマラちゃんの顔!

キャロルさんはコミックのほうでもぱらぱら拾い読みしている印象だと、そのとてつもない強さと比例するようにしてとんでもない重責を背負っていて、だいたい苦しそうにしているように思うのですが(「シビル・ウォー2」のときとか、けっこう見ていられない)、今作でもずっと苦しそうで、でもモニカさんとカマラちゃんと過ごすなかで少しずつ表情が和らぐのもよかったですね。三人のトレーニングシーンで縄跳びをしているところとか、永遠に見続けていたい。

救えなかったクリー人たちや約束を果たせなかったモニカさんへの罪悪感に苦しむキャロルさんと、サノスによって消えていた期間に母を失ったことで心に傷を負っているモニカさんのあいだに緊張が走ると同時に、カマラちゃんが当たり前のようにハグをして寄り添っていく様子などもよかったです。三人のなかではいちばん経験が少なく、今回もドラマ版のどこかのどかな戦いとは違って悲惨な戦場に置かれたことでショックを受けているようだったカマラちゃんでしたが、この三人のなかでは精神的支柱のような存在でしたね。力のキャロルさんと知識のモニカさんを支えるカマラちゃん。

アクションシーンもハイスピードで目まぐるしく三人の位置が入れ替わるのが楽しく、ヴィランが女性だったのもあって、「女性ばかりでのハイスピードアクション、楽しくて最高!」とはしゃいでしまいます。強い女性ヒーローをもっともっとどんどん出してほしい。

そして、最後にとうとう来ましたね! 次の集合への布石が! カマラちゃんがニック・フューリーのモノマネみたいなのをしながらケイトを誘うシーンが入っていて、今度の集合作品が本当に楽しみです。

若いヒーローチームを作りたいようだから、カマラちゃん、ケイト、あと作中で言及されていたキャシーと、『アイアンハート』が公開される予定のリリとかが入ってくるのかな。アメリカも入りますか? シュリはどうなるだろう。そして若者チームになると誘われなさそうなシーハルクとかムーンナイトとかはどうなるのでしょう。ムーンナイトは集合には加わらず単独作になるかもとの話もあった気がしますが。ハルクリングが出るかもという噂もあったように思いますが、出るならウィッカンといちゃついてほしいところだけど、ウィッカンは出すならどういう出し方になるのだろう。

ラストに『ドクター・ストレンジMoM』以来の、パラレルワールドも登場しましたね。ビーストがいて、セリフからするとプロフェッサーXもいるみたい。別作品ですが『ロキ』のほうでは確かセリフでアース616への言及もありましたよね。いよいよいろんな話のあいだにつながりができてきているようで、わくわくします。

私はその辺りあんまりわかっていないのですが、『ドクター・ストレンジMoM』でMCU世界もコミック世界と同じ616のナンバーが割り振られていたんですっけ。そのあたりもどんなことになっていくのだろう。

とにかく、楽しい映画でした!