あれこれ日記

趣味の話とか

毎日新聞出版『みんなのなつかしい一冊』

近刊検索デルタ:みんなのなつかしい一冊

8月21日に発売される『みんなのなつかしい一冊』に『枕草子』に関する思い出を書いた文章が掲載されます。以前に毎日新聞に載ったものです。

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(代替文章: 木の本棚に『みんなのなつかしい一冊』が置かれ、隣にコアラのぬいぐるみ)

中学生、高校生のころは古文がけっこう好きだったんですよね。『枕草子』にはしゃいで母に定子や原子の話を夢中でしたり(読んだ本の話などを母にする習慣がありまして)。『更級日記』の冒頭のあたりとかも好きだったし、『堤中納言日記』の「虫愛づる姫君」は好きすぎて自分で現代語訳を作ろうとしたりしていました。

もっとも古文が好きなだけではなく、アリスを英語で読んでみて自分で訳そうとしてみたり、『カラマーゾフの兄弟』にはまって周りに「ねえねえ、カラマーゾフだと誰が好き? 私はミーチャ」と話そうとしたり、高橋留美子さんの作品を貪るように読んだりしていて、そのなかで『枕草子』なども読んでいたという感じですが。

枕草子』は、ぱっと読むと「清少納言は定子にラブだなあ」と思わせつつ、「あれ? 定子こそ清少納言にビッグラブ?」と思わせるところがいいですよね。