あれこれ日記

趣味の話とか

書いたもの

群像2024年3月号

今月出た群像の「言葉の展望台」は、珍しく日常の体験などの話はあまりせず、哲学の話に振り切ってみています。 テーマは哲学方法論。私は概念分析以外の手法をほぼ知らないので概念分析の話に焦点を絞っていますが、しばしば「どんなことでも哲学になる」と…

『群像』2023年10月号

『群像』の10月号が出ました。「言葉の展望台」は第28回。いつのまにかすっかり連載陣のなかでも長寿めになってます。 今回はryuchellさんが亡くなったときにトランスコミュニティで起きたやり取りのことを語っています。あまり哲学的な話ではないですが、こ…

『言葉の展望台』続編が出ます

昨年『言葉の展望台』を出しましたが、11月9日(予定)に続編『言葉の風景、哲学のレンズ』が出ることになりました! 前作収録分の直後から約一年分の連載、さらに『作りたい女と食べたい女』のレビューも収録される予定です。他者の心の懐疑論の話、マーベ…

8/26朝日新聞朝刊読書欄「売れてる本」で『トランスジェンダー入門』を紹介しています。

プレゼント機能で期間限定で読めますので、よろしければ。8/27の7:05までです。 (売れてる本)『トランスジェンダー入門』 周司あきら、高井ゆと里〈著〉:朝日新聞デジタル 今回の書評では、特にトランスジェンダーやノンバイナリーでないひとに向けて、こ…

『ユリイカ2023年9月号 特集*ヤマシタトモコ』

(木製の本棚に『ユリイカ2023年9月号 特集*ヤマシタトモコ』が置かれ、隣にコアラのぬいぐるみ) 『ユリイカ2023年9月号 特集*ヤマシタトモコ』が届きました! 学生時代から読んでいるヤマシタさんと並ぶ、というかヤマシタさんを特集する雑誌に私の名前…

ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ

青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ 目次が出てますね! というわけで、8/28発売の『ユリイカ』ヤマシタトモコさん特集に「綻びという希望――『違国日記』におけるコミュニケーション 」という文章を寄稿してます。 マーガレット・…

『われらはすでに共にある: 反トランス差別ブックレット』(現代書館)

(木の机のうえに『われらはすでに共にある』が3冊重ねて置かれている) 見本が届きました。現代書館からもうすぐ出る『われらはすでに共にある: 反トランス差別ブックレット』です。 われらはすでに共にある : 反トランス差別ブックレット 反トランス差別ブ…

毎日新聞出版『みんなのなつかしい一冊』

近刊検索デルタ:みんなのなつかしい一冊 8月21日に発売される『みんなのなつかしい一冊』に『枕草子』に関する思い出を書いた文章が掲載されます。以前に毎日新聞に載ったものです。 (代替文章: 木の本棚に『みんなのなつかしい一冊』が置かれ、隣にコアラ…

群像2023年9月号の「言葉の展望台」

今回は、阪大にある「卒煙支援スペース」について書いています。「卒煙支援スペース」と名付けられた、見たところ喫煙所と変わりない場所。いったいこの名付けで何が起こっているのだろう? そのことから、言葉の持つ力に関して何を読み取っていけるだろう?…

2022年振り返り

2月 Whipping Girl応援イベント まめたさん、ゆと里さんと、Whipping Girlの推しポイントなどの話をしました。翻訳が出るのが楽しみ。 短歌ムック『眠らない樹』8号「自らが語る現場へ(岡野大嗣『音楽』(ナナロク社)書評)」 初の、というかいまのところ…