7 Days to End with You | Game | PLAYISM公式サイト
ちょっと変わったインディゲーム。前から気になっていたのですが、つい先日ちょうど勧められる機会があったのでプレイしてみました。
物語は主人公が目覚めるところから始まります。すぐそばにタイトル画面のひと（名前がわからないので、「赤髪さん」と呼びます）がいて、話しかけてくるのですが、何を言っているのかがまったくわかりません。どうやら、主人公は記憶も失い、そして言語もわからなくなっている模様。プレイヤーはここから七日間の赤髪さんとの生活を体験しながら、言葉を覚え、赤髪さんの言っていることを理解したり、自分の身に何が起きたのかを知ったりしていくことになります。
そんなわけで、実際のプレイがどうなるかというと、赤髪さんについてきてもらいながら家のあちこちを移動し、何かを指差しては赤髪さんの発言を確認し、少しずつ辞書を作っていく、というものになります。そこまで強い曖昧性はなく、わりと繰り返していると確定できる単語が多いのですが、辞書は選択肢式ではなくキーボード入力式なので、微妙な言葉選びの違いとかでたぶんひとごとに違う赤髪さんとの物語になるかと思います。
あんまり大きなイベントはなくて似たような日々を過ごすのですが、ちょっとずつ言葉がわかっていって、以前から繰り返し言われていたことの意味がわかってくるなど、台詞のバリエーションは少ないのにプレイヤー側の変化に応じて印象が変わっていくのが面白いです。ストーリー的にもゲームプレイ的にも周回プレイが前提に思えるのですが、周回プレイ時は辞書が引き継がれるため、「あ、最初のあの辺りってこんなこと言ってたんだ」と改めて確認したりもできます。
あれこれ真相を突き止めていくと意外とダークな話なのが、ちょっとびっくりしました。
